2008/03/27 09:25
久しぶりの更新になりました。 春になって、また扇子のご注文を頂いているようで、ありがとうございます。 現代では、コンピュータで制御された工場で、同じ製品が何万と作られています。 そうした大量生産された製品ではなく、手作りの…
ご無沙汰してしまいました。すっかり冬ですね。 今日は私が江戸扇子職人になってよかったなーとおもうことについて書きます。 私は子供の頃から、ものづくりが好きでした。 この道に入ったきっかけでもありますが、それがもの作りを仕事に出来たと いうことが一番良かったと思い…
2006/07/31 18:26
今日は扇子作りの中で、一番難しい・手間がかかるところについて お話しようと思います。 扇子作りはまず下地を作るため、和紙に糊を引くところからスタートします。 紙によって含まれる水分量が違うため、糊の濃度調節の加減が難しいところです。 また、糊をムラができないように均等に引かないと、その部分が浮いてしまったり、 破けてしまったりと、いろんな不具合が生じます。 続いて和紙を蛇腹に折っていくのですが、ここもまたキチッと折らないと、 正確な長方形にならずに出っ張り引っ込みができてしまいます。 中差しは、真中にあけないとでこぼこしてしまいます。 仕上げも、バランス良く形のいいものにするには、それなりのポイントがあります。 つまりは全てが難しい。 一部分だけだったら、三ヶ月みっちりやればある程度ものにはなると思いますが、 全ての工程…
2006/07/25 13:47
分業化が完全に進んでいる京扇子作りと違い、江戸扇子作りは、 下地から完成までを1人で行います。 私も絵付と扇骨作り以外の全ての工程を行っています。 全部で30近い工程が必要となるのですが、そのほとんどが長年の経験によって 初めて得られる微妙な力加減や判断に支えられ…
2006/07/13 12:39
父親が家業として行っていて、11歳の頃から手伝いをしていました。 朝から晩まで働く父の姿を見て、自分としては継ぐつもりはなく、実際、 学校を卒業してサラリーマン生活を送ったこともあります。 しかし、ものづくりが好きなことと、会社に馴染めなかったことが原因で、2年で…
2006/06/20 22:44
本来は涼をとるために用いられた扇(=扇子)は、初めは団扇のように 一枚の形式であったものが、次第に折りたたみ形式になった といわれています。 檜の薄片を綴り合せたいわゆる檜扇(ひおうぎ)があり、その後、 現在のような紙扇が出来て今日に伝わっているのです。 扇が初め…
2006/06/01 18:55
グラデーション、色の濃淡の境目をぼんやりとさせたものですが、 ふつう我々が一番目にするのが、舞に使う「舞扇」です。 初めて扇子を手にしての、稽古始めに使います。 扇面は上を「天」、下を「地」と呼びますが、上から下へと色をぼかすのを「天ぼかし」、 下から上へとぼか…
2006/05/20 17:33
皆さん、はじめまして。 江戸扇子職人の松井ひろしと申します。 今日は最初のブログなので、簡単に自己紹介をしたいと思います。 私は、昭和22年東京都江戸川区生まれ。 11歳のころから、父親の下で扇子作りの手伝いを始め、 昭和43年4月から本格的に修行に入りました。 …